ベースボール
☆大リーグ移籍を語る若者のまなざし強きに胸のふさがる
☆ふたたびを暴れん坊の異名とりメジャーリーグにダルありとなれ
☆いつの日も勝負にこだわるダルビッシュ涙に送るファンなればこそ
一一の並ぶ毎月その時間 震災慰霊「鎮魂の森」に
復興の支援に購う味噌醤油陸前高田八木澤商店
そはなべて瓦礫にあらずと語る人しずかな海を静かに見つつ
「この海はなんにも悪くない」と言い漁師は立ちぬ朝日に向かい
苦しみに寄り添うすべの見つからず耳を傾けただ頷きぬ
海を背に子らの笑顔と歓声と希望を乗せて 凧 凧あがれ
しあわせの数を重ねていけるよう笑っていよう心寄せあい
| 北へ北へ 県境なるトンネルに呑まれて出でしFUKUSIMAの街 |
| は |
| まだ美しきものの残ると知りし年 震災に哭く 人 癒すひと |
| いつまでを震災の後というのだろう 偶さか抱えし傷癒ゆるまで? |
| 本質の何たるかさえ知らぬままやさしさとはと言うなかれキミ |
| 探したりホントのやさしさ持ちしはと「トレロカモミロ」勇者の歌に |
| 冬の陽の影に作りしファイトの手 がんばれ私!噛みしめる歯を |
| 限りなき思いのままに元気かとたずねしメール心尽くして |
| 刷毛雲のうすさに気づける目見なれば明日吹く小さき風も聞こゆと |
☆くるくるとインクの出ないボールペン回し続ける サヨナラのしるし
☆言挙げに半音階で泣き笑いラジオに流れる『決戦の金曜日』
☆ドリカムが『朝がまた来る』と歌うから手に転がしたみかん食べよう
☆悲しくてかなしくてなお悲しめばパカッとひらくアサリの酒蒸し
☆心なき言葉によりて夢は往き夢に覆われし日常も逝く
☆何気ない日常さえも消えゆきぬ 水に落とししひとつの石で
☆気づきたる人なきゆえにそのままに短歌(うた)にのせたる心の裡(うら)を
☆一粒の小さき石を投げたれば水面に散りぬるもろき月かげ
♪ガンバってみると掲げしこの拳 あまりに小さき思わず笑まう
♪自転車のブレーキ音の軋むとき わたしと同じと思わず笑まう
♪「揺れてる」と思わずに訊く口癖も少なくなりて震災は往く
♪遠ざける言葉を吐きぬ思わずに もう向き合えぬ何度目の冬
♪空欄はホントは私の中にある きみの言葉に自信なきとき
♪ただ想うことさえかなわぬ冬さればシルエットさえも空(くう)に薄れし
♪人見知り 食わず嫌いに避けたれど思わず美味なるトマトキムチも
♪気は弱く優柔不断なB型と長きに渡り歩み来たれり
♪やさしさを勘違いして生きて来し 思わず吐きし暴言もまた
☆ふたたびを逢うこともなき人なれど確かに遺るやわきぬくもり
☆折々によぎる悩みの数々を君が遺しし言葉が救う
☆こののちも想い続けて生きたきと詩につづりぬ許されずとも
☆悲しきは薄れゆく手のぬくもりか愛さるるはなき日々にしあれば
われの名はなべて心に添わせゆき詠いて生きよと父が名付けし
詠うとう名をいただきて半世紀うた詠みてなおいかに生きなん
ちちははの逝きて残さるるわが名前いくたびも思うあふるる愛を
悔やむこと悲しきことのあるときも詠えば心たしかに温し
取り巻ける人・もの・時間ときどきに苦しくもあれば楽しくもあり
きみのもつ軟き心とかたき意志 会話すすむもメビウスの帯
☆本質の何たるかさえ知らぬままそをやさしさと言うなかれキミ
☆やさしさと紙一重なる押し付けとジャッジするのは受くる者のみ
☆わが皮膚の内出血の紫の散りぬる時間 噛みしめる冬
☆探したりホントのやさしさ持ちしはと「♪トレロ・カモミロ♪」勇者の歌に
☆冬の日の影に作りしファイトの手「トレロカモミロ」牛も笑わぬ
☆投げ遣りなファイトのポーズは見透かさる 移ろい縮みし影に笑いぬ
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